中古マンションの諸費用は安くできる!30万円安くする方法

中古マンションの諸費用は安くできる!30万円安くする方法

1,500万円の中古マンションの購入で本体価格と諸費用は物件価格の5%~8%(75万円~120万円)かかります

意外にかかるな~と思われた方も多いのではないでしょうか?

実は知らないと約30万円も損します

中古マンションの諸費用には知っていると安く出来るものがあります

せっかく割安の中古マンションを購入しても諸費用をしっかり払ってしまうと意味がありませんね

少しでも諸費用を抑えることについて解説している記事です

目次

1500万の中古住宅の諸費用とは

(内訳)

仲介手数料535,500円
契約印紙代10,000円
金銭消費貸借契約の印紙代20,000円
住宅ローンの事務手数料32,400円
火災保険料300,000円
住宅ローン保証料257,674円
団体信用生命保険0円
フラット35適合証明60,000円(フラット35を利用する場合)

住宅ローンを利用した場合の諸費用(1,215,574円)かかります(フラットを利用した場合)

利用する住宅ローンによって手数料は変わります

また、中古住宅の調査を専門家にお願いする場合や保険に入る場合別途費用がかかります

既存住宅状況調査70,000円
既存住宅売買瑕疵保険100,000円

1500万の中古住宅の諸費用を30万円安くする

【仲介手数料】安くできる諸費用①(マイナス21万円~)

【仲介手数料】安くできる諸費用①(マイナス21万円~)

中古マンションは基本的にはどこの不動産会社でも購入することができます

中古マンションの売主 →  売却担当の不動産屋 → 全国の不動産屋

という具合に売却情報についてはどこの不動産会社も同じということになります

仲介手数料が安い不動産会社を探す

『地域名+仲介手数料無料』『地域名+仲介手数料定額』と検索してみてください

流通している中古不動産の物件はどこの不動産会社でも中身は同じものになります

同じ不動産を購入するなら安い仲介手数料を提示されている会社にお願いする方が断然お得です

一般的には仲介手数料は

不動産価格   ×   3%   +   6万円

1500万円であれば535,000円の仲介手数料がかかります

半額の不動産会社では267,500円で済みます

不動産会社によって報酬額は違います

会社によっては仲介手数料半額・無料のサービスを行っているところもあります

中古マンションはどこから購入しても同じなら、手数料の安い不動産会社に依頼するほうがお得です

関連記事:不動産を売却してもらう時の仲介手数料とは?仲介手数料半額・仲介手数料無料でも大丈夫? 

【住宅ローンの保証料】安くできる諸費用②(マイナス25万円~)

【住宅ローンの保証料】安くできる諸費用②(マイナス25万円~)
保証料は内枠方式を選ぶ

保証料の内枠方式とは後払いにするということになりますので、総額が安くなるという訳ではありません

初期費用を抑えるには有効です

現在はほとんどの場合に住宅ローンの本人以外の保証人を必要としません

保証会社に保証金を納めることで保証人制度というものが不必要となったからです

保証金は借入期間と借入額によって変わりますが、ある都市銀行で1,500万円35年で保証料は26万円します

  • 26万円を住宅ローンを借りる時に一括して支払う方法を外枠方式
  • 月づきの支払いにプラスアルファで支払う方法を内枠方式

住宅ローンを完済した時に外枠方式は一部返戻金があります

当初の諸費用を抑えたいと考える方は内枠方式の住宅ローンがおすすめです

【火災保険料】やすくできる諸費用③(マイナス5万円~)

【火災保険料】やすくできる諸費用③(マイナス5万円~)

住宅ローンを完済するまでは火災保険には加入することになります

(住宅ローン中は金融機関に弁済する義務があるためです)

一般的には不動産会社、住宅ローンを組む金融機関の火災保険に加入することが一般的です

ただ、火災保険については保険会社によって保証と費用は全く変わってきます

ご自身で提案された保険会社よりいいものがあれば選択することも可能です

【司法書士の報酬】やすくできる諸費用④(マイナス2万円~)

中古マンションを購入者の名義に変更するのに税金として支払われる登録免許税と司法書士の報酬がかかります

司法書士の報酬は平成15年1月1日から自由化されていて、それぞれの司法書士によって報酬はまちまちです

高いか安いかを判断するのは専門家でないと判断がつきません

登記費用には登録免許税と司法書士の報酬が含まれています

司法書士は不動産会社によって紹介されます

場合によっては不動産会社への紹介料が含まれている可能性もあります

  • 『所有権移転登記』 約3~7万円
  • 「抵当権設定登記」 約2万~7万円

住宅ローンを利用する場合などは約10万円ぐらいの司法書の報酬が発生します

ちょっと高いかなと思われたら価格相談すると大体は下げてくれます

【税金の控除】やすくできる諸費用⑤(マイナス3万円~)

中古マンションを購入する時に注意したいことが築年数とお部屋の広さです

購入することでかかってくる税金は(不動産取得税、固定資産税、都市計画税、登録免許税)があります

  • 自分が住むための不動産
  • 床面積50㎡以上240㎡以下であること
  • 昭和57年1月1日以降の新築もしくは地震に対しての安全基準に適合が証明されたもの

【住宅ローン控除】対象物件を選ぶ⑥

  • 控除を受ける年の所得(年収)が3000万円以下
  • 新築または購入したマイホームの登記簿上の床面積が50㎡以上
  • 中古住宅は築20年以下、中古マンションは築25年以下
  • ローンの返済期間(10年以上)

住宅ローン控除については所得税、住民税と支払いがされた額に対して還付を受け取るために戻ってくる金額は確定することは難しいです

年末の住宅ローンの残債に対して還付を受け取ることができます

中古マンションを現金で購入するメリット

諸費用が安くなる!

1,500万円の中古マンションを現金で購入した場合の諸費用

仲介手数料535,500円
契約印紙代10,000円

545,500円になります

ローンを組んで購入するより費用は半分程度になります

火災保険は任意

現金で購入する場合は火災保険は任意になりますので、加入をされたい場合は別途契約する必要があります

団体信用生命保険にかにゅうできない!

また、住宅ローンを組んでいる場合は団体信用生命保険に加入した状態になります

生命保険替わりに団体信用生命保険を考えている方もいらしゃいますが、現金で購入する場合はそのような考え方ができません

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか

1500万円の不動産購入にかかる諸費用についてまとめてみました

税金関係などはそもそも軽減税率の対象になる広さや築年数によって変わってきますので、購入する物件条件を考えることで諸費用も抑えることができます

せっかく、割安の中古マンションを購入しても諸費用を高く支払ってしまったらもったいないです

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この記事を書いた人

マチ不動産株式会社代表。神戸市東灘区出身。中堅マンションディベロッパーで新築マンションの販売・収益不動産の取引、仲介不動産の所長を経験後、2007年8月に独立開業して現職に至る

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