家の解体を依頼する際に、家の中のものはどうしたらいいのか悩みますよね。
そのまま置いておいても良いのか、または事前に処分するべきなのか分からないという人もいるでしょう。
そこで今回は、家の解体時に中のものはどうしたらいい?というテーマで、処分方法や注意点などを詳しく解説していきたいと思います。
家の解体時に中のものはどうしたらいい?
それでは早速、家の解体時に中のものはどうしたらいいのか?という点について解説していきましょう。
結論から言うと、家の解体時には中のものは基本的には全て撤去する必要があります。
実は、家の中のものは一般廃棄物と言って、解体時に出る産業廃棄物とは法律的に種類が分けられており、一緒に処分する事が出来ない決まりになっています。
そのため、家の中のものは解体時には全て撤去しておく事が基本となります。
家の中のものの処分方法
それでは次に、家の中のものの処分方法について解説していきたいと思います。
家の中には、色々な種類のものがありますよね。
これらは、産業廃棄物とは異なるので、しっかりと分別して処分する必要があります。
家庭ごみ
まず、一般的な家庭ごみに分別出来るものに関しては、普段ごみを出している時と同じように各自治体の定める日にゴミとして処分しましょう。
家電
家電に関しては、家電リサイクル法の規定に則って適切に処分する必要があります。
例えば、、「テレビ」「冷蔵庫」「洗濯機」「エアコン」などは、家電リサイクル法の規定があるため、家電リサイクル料金を支払い所定の場所に持って行く必要があります。
上記の4つの家電を処分する際のおおよその費用は、下記の通りとなります。
・テレビ:1,386円~
・エアコン:972円~
・冷蔵庫:3,672円~
・洗濯機:2,484円~
そしてパソコンに関しては、リサイクル法とは別に「OCリサイクル法」と呼ばれる規定があり、リサイクル業者や家電量販店などの無料引取りを利用する方法があります。
その際、必ず個人情報などのデータは必ず全部消去しておく事を忘れないようにしましょう。
粗大ごみなど
粗大ごみは、上記の家電やパソコン以外の大型の家具が該当します。
・衣装ケース
・自転車
・タンス
・椅子
・鏡
・ギター
・家庭用コピー機など
粗大ごみの定義は、自治体によって異なり縦・横・高さの長さも決まっているので、事前に確認するようにしましょう。
粗大ごみは、「粗大ごみ受付センター」に電話をして、粗大ごみを出したい事を伝えると「ごみ処理券」を購入する事が出来ます。
そして、指定された日に指定された場所に粗大ごみを置いておくと、取りに来てもらえます。
家の解体時に中のものを処分する際の注意点
では次に、家の解体時に中のものを処分する際の注意点をご紹介していきたいと思います。
無料回収業者には注意が必要
まず1つ目は、無料回収業者には注意が必要という事です。
不用品回収を行っている業者の中には、無許可で営業をしているケースもあり、そのような業者の場合「無料で回収します」と言って家の中のものを処分しようとする事があります。
しかし、実際には全てのごみが無料なわけではなく、想定以上の費用を請求されるなどのトラブルに発展するケースもあり注意が必要なのです。
家庭ごみに関しては、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」によって厳しく定められており、それらを収集・運搬・処分する際には必ず「一般廃棄物の処理業の許可」が必要になります。
このような許可を得ていない業者に、家の中のものの処分を依頼すると、不法投棄などをされてトラブルに巻き込まれる可能性もあるので関わらないようにしましょう。
処分を解体業者に任せると高額になるケースがある
そして2つ目は、処分を解体業者に任せると高額になるケースがあるという事です。
基本的には、中のものは事前に処分しておく事が望ましいのですが、事情があって解体業者に処分をお願いするという事もあるかもしれません。
このような場合、4トンダンプカーで処分するには約8万円程度の処分費用がかかります。
また、この処分費用は処分する中のものが多ければ多いほど高額になるので、自分で処分するよりも確実に高額な処分費用が必要になるのです。
一般廃棄物として、通常のごみとして処分すれば、そこまで費用がかさむ事はないので、可能ならば自分で分別しながら処分する事をおすすめします。
さらに、解体業者に処分をお願いすると、思い出の品なども一緒に処分されてしまいます。
取っておきたいものがある場合は、やはり業者に頼まず時間はかかりますが、自分で分別しながら撤去すると安心です。
まとめ
さて今回は、家の解体時に中のものはどうしたらいい?というテーマで、処分方法や注意点などを詳しく解説してみました。
家を解体する際には、出来るだけ中のものは処分しておくと解体作業がスムーズに進みます。
一般的な家庭ごみは、解体の際に発生する産業廃棄物とは異なる種類のため、解体業者が処分するとなるとそれだけ手間と費用が必要になるので、出来るだけ家の中のものは残さないように処分しておくようにしましょう。