自宅を売却するときに必ず査定をするのが一般的です
その時に1社だけに査定依頼するのは絶対NG行為と言えます
実は数百万円損したという事があとで気付く事になります
不動産売却で絶対に損したくない方、スムーズに不動産売却を進めたい方に向けた記事になります
・いくつの不動産会社相談と不動産会社の選び方
・適正な査定価格をスムーズに知る方法
・ネットでの一括査定の危険性
・満足した価格で売却できたお客様の話
1.1社査定はNG行為・複数査定が売却成功のポイント
自宅を売却で失敗したという方の多くは1社査定の方になります
衝撃的ですが、プロの不動産会社でも正確価格査定を出すのは非常に困難です
査定価格を出すのには複数の不動産会社に査定依頼をする方がいいです
不動産会社も査定依頼が売却依頼になる可能性もあるとして受けてくれます
なぜ、1社査定では失敗するのか?
令和6年の宅建業者の数は130,583業者で年々増えていっています
大手もあれば中小の業者もありますが取引された価格はレインズ(不動産流通システム)で登録することになっていますがすべての価格を把握することはこれだけのたくさんの業者がいるなかでは難しいです
1社だけに査定依頼してしまうと情報の偏りが出てしまう可能性があります
競争のない1社査定の傾向としては早く売却したい、又は自社で買取たいという気持ちがあるため、査定価格は抑えられます
なせ、複数査定の方がいいのか?
複数の不動産会社に足を運ぶのも非常に大変ですが、得るものは大きいと思います
不動産価格情報、顧客情報など不動産会社に行くことで得る情報も多いです
大手不動産会社と地元不動産会社どちらがいい?
- 大手不動産会社2社
- 地元不動産会社3社
の合計5社に相談がお勧めです
大手不動産会社に比べて地元不動産会社は情報不足ではないかと思われているかもしれません
実は大手不動産会社の営業担当は転勤があります
地元不動産会社は地元で長く営業されている事が多く大手とは違う情報も保有されています
- 査定価格から適正価格がわかる
- 不動産会社の得意分野や対応力が判断できる
- 信頼できる会社や担当者に出会える可能性も
不動産売却においては情報収集(査定価格・不動産会社・担当者)が一番大事になります
なぜ、ネットでの一括査定は辞めていたほうがいいのか?
理由は遠方の不動産会社に査定依頼が行ってしまう
プロの不動産会社でも地縁のないエリアの査定は非常に難しく、地元の不動産会社に相場を聞く立場になってしまいます
また、実際売却活動においても非常に不利な活動になりやすいのも問題です
2.プロの不動産会社でもなぜ正確な価格査定ができないのか?
理由は車や電化製品のように同じものは不動産の土地・建物にはないという事です
更に購入する側のお客様の事情も大きく不動産価格を変えてしまうことがあります
ケース1.実家が近いという事で相場より2割高く売れた話
希望の地域、希望の不動産が常に売りに出ているという事はまずないといってもいいです
希望のものがあれば少し高くても購入するというお客様は30年間営業の世界にいるとよく出会うことです
売却依頼をいただいた物件の学校区エリアのチラシからのお問合せでした
お客様『すぐに見たいので物件を抑えて下さい』
当社『抑えるのは現地を見てからしかできません』
お客様『いまから見学可能でしょうか』
当社『はい大丈夫です』
お問合せいただいたのは実家近くで不動産を探しておられたご家族でした
夫婦共働きでどうしても実家近くで不動産を探しておられましたがなかなか物件がなくて困っておられました
価格は少し高いけれどもどうしても欲しいという事で契約に至りました
売主様・買主様も非常に喜ばれた取引でした
ケース2.なかなか売れない戸建がリノベーション会社が買取
周辺相場が急に下がるという事はよくありますが、売主様の強い要望もあり相場より高い価格での販売を続けていました
不動産屋さんには買取専門でされている不動産会社も多数あり、買いとった不動産をリフォームリノベーションなどで綺麗にして売却します
買取物件がなくなった時に相場より高く買う場合や遠方の業者さんでは情報不足で高く購入されることもあります
こちらの物件も相場より600万円高く売る事ができました
相場も非常に大事ですが、買主の行動は相場だけでは動いていないということが大事です
3.不動産会社の選び方
依頼する不動産会社の選び方について解説します
- スーモ・ホームズに多数の物件情報を出している会社
- 売買を専門でやっている会社
- 近くの不動産会社
- 担当者の印象がいい会社
- 販売実績がある
スーモ・ホームズのポータルサイトに掲載多数
ポータルサイト掲載の数は積極的に不動産売買を中心に営業活動をしているのかどうかという指標になります
ほとんどの集客が現状ではポータルサイト経由という現状があります
掲載していない場合はやはり買主を取り損なっている可能性が高くなります
売買を専門でやっている会社
ホームページや会社の外観で物件情報などを掲載していることを見かける事もありますよね
- 買取専門➡物件情報は少ない。買取の文字が多い
- 事業用不動産専門➡店舗工場倉庫などの情報が多い
- 賃貸専門➡賃貸物件が中心
- 賃貸管理➡物件情報は比較的に少ない
近くの不動産会社
不動産の情報はすべて把握するのは非常に難しいです
近くの不動産屋さんには購入希望のお客様、売却希望のお客様が来店や相談に来られています
当社も紹介の場合は別ですが、取引は灘区エリアが圧倒的に多くなっています
担当者の印象がいい会社
担当者の印象で不動産が売れたり売れなかったりすることは実際あります
また、物件チラシの内容、写真撮影でも全く結果がことなります
細かいことを真剣にしてくれる担当者を選ぶようにしましょう
まとめ
不動産売却には複数社に依頼するほうがいいという記事を書かせていただきました
また、大手不動産会社2社から3社、地元不動産会社2社から3社など、大手と地元は分けて考えたほうがいいと考えています
大手不動産会社は転勤など長く勤務していても担当エリアが変わります
地元不動産会社は20年、30年と長く同エリアで営業されている為です
できるだけ情報は多い方がいい選択肢に出会えることも多いと考えます