家の解体にかかる日数や工期が決まるポイントなどを詳しく解説します!

家の解体にかかる日数や工期が決まるポイントなどを詳しく解説します!

家の解体は、重機などを使用して行われるため、初めて解体の依頼をする場合はどの程度の日数がかかるのか分かりませんよね?

解体した後のスケジュールなどを考えたい場合は、ある程度の日数を把握しておきたい人もいるでしょう。

そこで今回は、家の解体にかかる日数について、工期が決まるポイントなども併せながら詳しく解説していきたいと思います。

これから、家の解体を検討している人は、ぜひスケジュールを組み時の参考にしてみてくださいね。

目次

家の解体にかかる日数

それでは早速、家の解体にかかる日数を解説していきたいと思います。

大前提として、家の解体にかかる日数は、家の構造や大きさなどによって異なる事を覚えておきましょう。

同じような家でも、構造などが違う場合は、それだけ解体にかかる日数も変わってくるのです。

構造別の解体にかかる日数

まずは、家の構造別の解体にかかる日数を見ていきましょう。

・木造

一般的な木造二階建ての家の場合は、だいたい3日~10日程度で解体が完了します。

平屋の場合だと、さらに解体期間は短くなり、4、5日程度で作業が終了します。

・鉄骨造

鉄骨造の家の場合は、骨組みに鉄骨が用いられているので、解体にかかる日数も木造よりも長くなります。

かかる日数としては、だいたい10日~20日程度を想定しておくと安心です。

・鉄筋コンクリート造

鉄筋コンクリート造の家の場合は、床や壁などに鉄筋とコンクリートが用いられているので、やはり解体にはある程度の日数が必要になります。

だいたい、2週間前後かかると言われていますが、家が建ってる状況などによっては、1ヵ月程度かかるケースもあります。

家の大きさ別の解体にかかる日数

では次に、家の大きさ別の解体にかかる日数を見ていきましょう。

・15坪程度:4~5日程度

・30坪程度の木造(重機を使用した場合):1週間~10日程度

・30坪程度の木造(重機を使用しない場合):2週間~3週間程度

・30坪程度の鉄骨造:10日~2週間程度

・30坪程度の鉄筋コンクリート造:3週間程度

・60坪程度の木造:10日~2週間程度

 小見出し3、解体の工程別のかかる日数

最後に、解体の工程別のかかる日数を解説していきましょう。

・足場の養生:1日程度

・内装などの撤去:1~2日程度

・建物本体の解体:3日~5日程度

・足場養生解体:1日程度

・基礎の撤去:1日程度

・整地:半日程度

家の解体の工期が決まるポイント

では次に、家の解体の工期がどのようなポイントで決まるのかを解説していきたいと思います。

天候

まず1つ目は、天候によるものです。

家の解体は、作業に支障が出るような天候の時には、中止せざるを得ません。

そのため、天候が悪い日が続くような時期では、工期が長めになってしまう可能性があります。

時期的には、梅雨や台風が多い季節などが該当し、このような季節に解体工事を行うと、どうしても工期が長くなってしまいます。

周辺の環境

2つ目は、周辺の環境によるものです。

例えば、家が建っているまわりの道路が極端に狭いなどの理由で、重機が通れなかったり、道路と家の高低差が大きい場合は手作業で解体を行うケースがあるので、長めの工期が設定されます。

また、作業中に近隣住民からクレームがあった場合は、一時的に解体工事が中断する場合もあるので、このような時も長めの工期が設定されます。

地中の埋設物によるもの

そして3つ目は、地中の埋設物によるものです。

解体工事を行っていて、基礎を掘り起こしている時に埋設物が発見される事があります。

最初から、図面などで埋設物を確認できている場合は、埋設物の撤去を含めた工期が設定されますが、作業途中で埋設物が発見された場合はさらに工期が長くなる事があります。

解体の日数を短くするためのコツ

それでは最後に、解体の日数を短くするためのコツをご紹介していきたいと思います。

家を解体した後のスケジュールが決まっている場合、出来るだけ解体にかかる日数を短くしたいですよね。

そのような時には、下記のようなコツを参考にしてみましょう。

・天候が安定している時期を選ぶ

・不用品の撤去は事前に終わらせておく

・近隣住民へはしっかり事前に説明をしておく

解体の日数が長くなる一番の要因としては、やはり天候による影響です。

そのため、スケジュール的に余裕があるのならば、天気が不安定な梅雨の時期や台風が発生しやすい時期ではなく、出来るだけ天候が安定していて短期間で解体工事が終わる時期を選ぶようにするとスムーズでしょう。

また、近隣住民との関係性を普段から良好なものにしておくと、解体工事中にクレームが来るのを防ぐ事が出来るので、普段から良好な関係性を築いておく事も重要でしょう。

まとめ

さて今回は、家の解体にかかる日数について、工期が決まるポイントなども併せて解説してみました。

家の解体にかかる日数は、家の構造や家の大きさの他に、天候などコントロール出来ない要因によっても大きく変動します。

そのため、スケジュール通りにスムーズに進めるためには、解体工事を依頼する時期なども考慮しながら決める必要があるのです。

また、事前に自分たちで出来る事は行っておくと、それだけ作業がスムーズに進も日数も短くなるのでぜひ参考にしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

マチ不動産株式会社代表。神戸市東灘区出身。中堅マンションディベロッパーで新築マンションの販売・収益不動産の取引、仲介不動産の所長を経験後、2007年8月に独立開業して現職に至る

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