家の解体費用は、家の大きさなどによって数百万という高額になる事も多いため、すぐに払えないという人も多いと思います。
しかし、解体予定の家をそのまま放置しておくと、倒壊する危険性などのある事から、出来るだけ早く工事に着手したいですよね。
そこで今回は、家の解体費用が払えない時はどうしたらいい?というテーマで、対策方法などを詳しく解説していきたいと思います。
家の解体費用が払えない時の対策方法
それでは早速、家の解体費用が払えない時の対策方法をご紹介していきたいと思います。
解体ローンを組む
1つ目は、解体ローンを組むという方法です。
解体ローンとは、建物の解体を目的としたローンで、住宅ローンなどと同じく金融機関から借り入れる形になります。
借り入れ限度額や借り入れ期間・金利などは金融機関により異なります。
解体ローンを利用する際は、審査を通過する必要があり、住宅ローンなどと同様に社会的な信用が必要になります。
解体ローンを取り扱っている、全国の主な金融機関は、下記の通りになります。
・北海道銀行
・北洋銀行
・JAバンク北海道
・青森銀行
・みちのく銀行
・JAつがる弘前
・岩手銀行
・盛岡信用金庫
・七十七銀行
・JA仙台
・山形第一信用金庫
・東邦銀行
・二本松信用金庫
・常陽銀行
・筑波銀行
・足利銀行
・群馬銀行
・東和銀行
・JAバンク群馬
・足立成和信用金庫
・東京厚生信用金庫
・埼玉りそな銀行
・武蔵野銀行
・千葉銀行
・銚子信用金庫
・JAバンク千葉
・JAバンク神奈川
・名古屋銀行
・中京銀行
・JAバンクあいち
・JAなごや
・豊橋信用金庫
・愛知県中央信用組合
・十六銀行
・関信用金庫
・JAめぐみの
・静岡銀行
・スルガ銀行
・三十三銀行
・JAバンク三重
・関西みらい銀行
・北おおさか信用金庫
・京都中央信用金庫
・担馬銀行
・中兵庫信用金庫
・南都銀行
・JAならけん
・紀陽銀行
・JAバンク和歌山
・鳥取信用金庫
・トマト銀行
・広島銀行
・中国ろうきん
・JAバンク広島
・山口銀行
・愛媛銀行
・高知銀行
・四国銀行
・徳島銀行
・阿波銀行
・福岡銀行
・北九州銀行
・佐賀銀行
・十八親和銀行
・熊本銀行
・大分銀行
・宮崎銀行
・鹿児島銀行など
家を売却して費用を捻出する
2つ目は、家を売却して費用を捻出するという方法です。
家の解体費用がない場合は、家をそのまま売却する事で売却価格から税金などを差し引いて残った金額を、解体費用にあてる事が出来ます。
しかしこの方法は、売却すると土地の権利もなくなってしまうため、相続人全員の合意が必要になります。
また、売却した金額が解体費用を上回っている場合は、自己負担なしで解体出来ますが解体費用に満たない場合は、残りの分は相続人で捻出する必要が出てくるので注意しましょう。
自治体の補助金を利用する
3つ目は、自治体の補助金を利用するという方法です。
古い空家などがそのまま放置されると、倒壊の危険があったり犯罪のリスクが高まる事が考えられるため、自治体によっては補助金を出して空家の解体を勧めているケースもあります。
補助金の金額は自治体によって異なりますが、解体予定の家がある行政窓口に問い合わせると、補助金に関する情報が分かるので確認してみましょう。
建物買取請求権を利用する
そして4つ目は、建物買取請求権を利用するという方法です。
家が、借地に建てられている場合は、契約内容によって建物買取請求権を利用し地主に家を買い取ってもらう事が出来ます。
普通借地権の契約満了時は、建物買取請求権を利用する事が出来ますし、地主の都合で借地契約を終了させたい時なども買い取りの交渉をする事が可能です。
そのため解体費用が払えなくても、家が借地に建てられており、建物買取請求権を利用できる場合は地主に買取を交渉する事が出来るのです。
家の解体費用を抑える方法
では次に、家の解体費用を抑える方法をご紹介していきたいと思います。
家の解体費用を捻出できたとしても、出来るだけ安く抑えたいものですよね。
複数の解体業者に見積りを依頼して比較する
まず1つ目は、複数の解体業者に見積りを依頼して比較するという事です。
解体費用は、業者によって内容も料金も異なります。
そのため、値段だけでなくどのような内容の工事をしてもらえるのかを比較するためにも、複数の業者に見積りを依頼するようにしましょう。
そして、総合的に見てお得感のある業者に解体を依頼する事をおすすめします。
台風や災害直後には解体依頼しない
2つ目は、台風や災害直後には解体依頼をしないという事です。
解体費用は、通常時と台風や自然災害直後でも価格が変動します。
特に、災害直後は解体費用などが高額になるケースが多いので、時期を見計らって解体を依頼すると良いでしょう。
解体業者の繁忙期には依頼しない
そして3つ目は、解体業者の繫忙期には依頼しないという事です。
繁忙期では、作業員が慢性的に不足するため、人件費が割高に設定される事が良くあります。
そのため、解体自体の単価も高くなりがちで、通常の時期よりも解体費用が高くなる傾向があります。
12月~3月は、解体業者の繫忙期となるため、出来るだけこの時期は避けると良いでしょう。
安さを前面に出した解体業者には注意!
家の解体業者の中には、悪質な業者も一定数います。
解体費用を出来るだけ安く抑えたいと考えるあまり、内容をあまり見ずに安い見積りを出した業者に依頼すると、残材処理が適当な場合があります。
中には、残材を現地に埋めてしまい、後からコンクリートの塊が土の中から出てきてトラブルになるケースもあります。
そのため、安さだけを前面に出すような解体業者には注意しましょう。
まとめ
さて今回は、家の解体費用が払えない時はどうしたらいい?というテーマで、対策方法などを詳しく解説してみました。
家の解体には、まとまった金額が必要になるため、すぐにお金を用意できないケースもありますよね。
そのため、解体自体を諦めたり後回しにしてしまう人もいるかもしれませんが、自治体の補助金や解体目的のローンなどがあるので、相談してみると解体費用を捻出できる可能性が高くなります。
解体費用でお困りの場合は、ぜひ参考にしてみてくださいね。