土地売却でかかる費用は?費用の内訳や費用を抑える方法もご紹介します!

土地を売却すると、様々な費用が発生します。

土地の売却価格によっては、その費用の金額が大きくなる事もあります。

手続きに必要な支払いなどもあるので、土地売却をする際は事前にある程度の費用を計算しておく必要があるのです。

そこで今回は、土地売却でかかる費用というテーマで、費用の内訳や費用を抑える方法について解説していきたいと思います。

目次

土地売却でかかる費用とは?

それでは早速、土地売却でかかる費用にはどのようなものがあるのかを解説していきましょう。

仲介手数料

まず1つ目は、仲介手数料です。

これは、土地売却をするとかならずかかる費用になります。

仲介手数料は、土地売却の仲介を依頼する不動産会社に支払う手数料の事で、法律で決められている上限以下の料金で設定されています。

印紙税

2つ目は、印紙税です。

こちらも、土地売却をすると必ずかかる費用になります。

印紙税は、経済的取引などに関連して作成される文書に課税される税金の事で、土地売却成立時に作成される売買契約書に書かれている売却金額に応じた収入印紙を貼り、消印をします。

この印紙を貼り忘れると、払うべき印紙税の3倍の過怠税が課せられる事になるので注意しなければなりません。

所得税と住民税

3つ目は、所得税と住民税です。

土地を売却して利益が発生すると、譲渡所得に所得税と住民税がかかります。

損失が出た時にはかかりませんが、売却価格によって変わってきます。

登録免許税

4つ目は、登録免許税です。

土地を売却する時には、所有者移転登録を行う必要があります。

この時に、現住所と登記簿の住所が異なると、所有者移転登録をする事が出来ないので、住所を変更する手続きが必要になります。

そのような時にかかるのが、この登録免許税です。

抵当権抹消費用

5つ目は、抵当権抹消費用です。

これは、家も一緒に売却する際にかかる可能性のある費用ですが、売主は建物の住宅ローンが残っている場合、残債務を全額繰り上げ返済し、抵当権を抹消してから売却する必要があります。

土地を1筆と建物1戸で約2,000円かかります。

測量費用

6つ目は、測量費用です。

土地を売却する時には確定測量を行います。

測量図が付いていた方が、売却しやすいからです。

隣接する土地との境界線を確認し、不動産登記簿された時点と現在の状況が異なっていないか確かめるための費用です。

解体費用

7つ目は、解体費用です。

これは、売却予定の土地の上に古家があって、それを取り壊してから売却する際にかかる費用です。

建っている建物が、頑丈で廃棄しづらい建材になればなるほど、解体費用が高くなります。

地盤調査費用

そして8つ目は、地盤調査費用です。

地盤調査は、土地を購入後に買主が行うのが一般的ですが、最近では「地盤調査済み」を条件に物件を探す買主も増えており、調査済みになっている方が売却しやすいケースが多いのです。

そのため、必ず必要な費用ではありませんが、やっておくと売却がスムーズに進む可能性のある費用と言えます。

土地売却での費用を抑える方法

それでは次に、土地売却での費用を抑える方法について解説していきたいと思います。

土地売却での費用を抑える方法としては、税金を控除できる特例を利用するというものがあります。

土地の売却に課せられる譲渡所得税は、利用可能な特例があれば控除する事が出来ます。

そのため、譲渡所得から控除金額を差し引く事が出来れば、課税金額を抑えることが出来るのです。

例えば、自分が住んでいた土地を売却する場合では、3,000万円控除を利用できる可能性があります。

  • 自分の住んでいた土地を売却している
  • 家屋の取り壊しから1年以内に土地の売買契約が結ばれている
  • 家屋を取り壊した土地を売却までに別の用途に使用していない
  • 売却相手が親子や配偶者などの特別な関係にある人ではない
  • 売った年の前年、前々年に特例を受けていない

(同じ特例、損益通算及び繰越控除の特例、マイホーム買い替え特例、土地収用による控除などの特例、住宅ローン控除の併用不可)

このような条件を満たしていれば、控除を利用できる可能性があります。

また、自分で出来る費用を抑える方法としては、仲介手数料の交渉をするというものもあります。

不動産会社が、売主と買主両方から仲介手数料をとれる場合、売主側の仲介手数料を値引きしてくれるケースがあります。

しかし、仲介手数料は不動産会社にとって大きな収入源ともなるので、必要以上に値引こうとすると売却活動に影響が出てしまう可能性があるので、様子を見ながら交渉してみると良いでしょう。

まとめ

さて今回は、土地売却でかかる費用というテーマで、費用の内訳や費用を抑える方法について解説してみました。

土地売却では、意外と多くの費用が必要になります。

今回ご紹介したうち、仲介手数料と印紙税は絶対にかかる費用となっていますが、その他の費用に関しては土地を売却した時の利益や条件によって必要だったり、必要ではなかったりします。

ただし、印紙税などは収入印紙を貼り忘れると、余計に費用がかかってしまう事になるので、事前に必要になる費用はしっかり確認しておくようにしましょう。

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この記事を書いた人

マチ不動産株式会社代表。神戸市東灘区出身。中堅マンションディベロッパーで新築マンションの販売・収益不動産の取引、仲介不動産の所長を経験後、2007年8月に独立開業して現職に至る

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