土地を売却する際は、ただやみくもに進めると思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
そのため、あらかじめ事前に注意点を知っておく事が重要です。
そこで今回は、土地売却の際の注意点というテーマで、詳しく解説していきたいと思います。
これから、土地売却を検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
土地売却前には、土地の規格や規定を確認する
それではまず、土地の規格や規定についての注意点を解説していきましょう。
土地に関する法律などは、短期間で変化するケースがあります。
そのため、常に最新の情報を知っておく事が土地売却の際は重要です。
実際の土地の状況と登記内容のチェック
まず1つ目は、実際の土地の状況と登記内容が異なる事があるという事です。
不動産の公式情報は、登記事項証明書に記載されていますが、実際の土地の状況と異なっているケースがあるのです。
境界が曖昧だったり、都市部などで狭い土地にそれぞれ所有者がいるような場合では、登記内容と実際の状況にズレがないか事前に確認しておく必要があります。
土地の歴史を確認しておく
2つ目は、土地の歴史を確認しておくという事です。
土地の調査で地歴調査というものがありますが、主に地質汚染の有無を調べるために利用します。
しかし、汚染調査だけでなくその土地が昔、どんな状態の場所だったかを確認するのにも有効な調査で、調べてみると農地だったと聞いていた場所が実は工場だったというケースも珍しくないのです。
このようなケースでは、土地売却の際の査定額に影響してくる場合もあるので注意が必要です。
土地の所有関係を確認する
3つ目は、土地の所有関係を確認するという事です。
土地売却は、その土地の正当な所有者が行う必要があります。
そのため、登記簿上の所有者が亡くなった人のままになっていたり、共同で所有しているケースでは注意が必要です。
底地権・借地権に注意する
そして4つ目は、底地権・借地権に注意するという事です。
地主が土地を売却したいと思っても、そこを借りている人やその上に建物の所有者が別にいる場合、簡単に土地売却をする事が出来ない事があるので注意が必要です。
土地売却の際は目的に応じて売却方法を分ける
では次に、土地売却の際は目的に応じて売却方法を分けるという事について解説していきたいと思います。
土地売却の方法は、主に大きく分けて4つあります。
この4つの方法には、それぞれ特徴があり目的によって使い分ける事で、スムーズに売却を進めることが出来ます。
仲介売却
まず1つ目は、仲介売却です。
仲介売却は、仲介業者に販売活動を依頼し、土地売却を進めて行く方法です。
高額で土地を売る事が出来る反面、売れるまでにある程度の期間がかかるという特徴があります。
業者買取
2つ目は、業者買取という方法です。
これは、不動産会社に土地を買い取ってもらう方法で、成約の可能性が高く早く現金化する事が出来ます。
しかし、利益が仲介売却の2割減くらいになってしまうという特徴があります。
オークション
3つ目は、オークションです。
これは、不動産をオークションに出品して売却する方法です。
取引の透明性が高いという特徴がありますが、売主に落札者を選ぶ権利がないという特徴があります。
個人売買
そして4つ目は、個人売買です。
これは主に、近しい間柄間で仲介を挟まず土地を売買する方法で、仲介手数料がかからないという特徴があります。
しかし、専門知識がないので違法手続きやトラブルになるリスクが伴うというデメリットもあります。
土地売却には税金・費用がかかる
それでは最後に、土地売却の際にかかる税金や費用についての注意点を解説していきたいと思います。
土地売却の際には、下記の税金・費用がかかります。
・仲介手数料
・印紙税
・登録免許税
・譲渡所得税
・測量費用
・整地、更地費用
上記のような税金・費用でおおよそ100万円前後かかるので、あらかじめ覚えておくようにしましょう。
まとめ
さて今回は、土地売却の際の注意点というテーマで、詳しく解説してみました。
土地売却は、土地の規格や規定、売却にかかる費用や税金など覚えておかなければならない注意点があります。
それを知らずに、土地を売却しようとすると思わぬトラブルに発展してしまう可能性もあるので注意が必要です。
これから、土地売却を検討している人は、ぜひ今回ご紹介した注意点を参考にしてみてくださいね。