中古戸建はマンションより資産価値があると思っている方も多いかもしれませんが、実は買取査定になると安い価格になりやすい理由が中古戸建の場合は非常に多いです
不動産を売却する時は買取だけは止めておいた方がいいです
中古住宅が買いたたかれる理由とは
住宅ローンが利用できない既存不適格物件だから
中古マンションの場合はほとんどの場合住宅ローンが利用できますが中古戸建の場合は住宅ローンが利用できない物件が多いです
建築基準法で日本の建物は管理されています
ところが古い中古戸建・違法建築などの場合は現在の建築基準法に合っていないために、購入者が融資を受ける場合に融資を受けることができない可能性が高いためです
やはり、融資を受けることができない物件はなかなか売れませんよね
容積率・建蔽率違反だから
地域によって用途地域が設定されています
工場専用地域は工場を建てる目的の土地で住宅は建築することができません
また、中高層住居専用地域などは高い建物を建築できるように決められています
土地には建てられる大きさが決まっています
土地にあっていない建物が立っている場合は違法建築もしくは既存不適格物件ということになります
違法建築の場合は初めから法律に違反して建てられたものになります
また、増改築などで当初は違法建築ではなかったけど、違法建築になってしまったものです
既存不適格物件の場合は建築当時は違反していなかったけれども、法律改正に伴い違法建築になってしまったものになります
道路認定されていないから
道路認定されていない道路しか出入口がない土地も再建築不可ということになります
ただ、救済策も各自治体で用意されていることもありますので、確認する必要があります
日本は道路に面していないと基本的には建物を建てることができません(例外あり)
道路との接道が2m未満だから
道路との接道が2m未満の場合も再建築不可の土地になります
いくら広くて便利が良くても利用することができません
そういった土地・建物は安く評価されてしまいます
買取価格が安くなる物件
瓦屋根の家
日本建築には多い瓦屋根も買取が安くなる理由です
買取業者が購入した不動産はリフォームして売却されたり、賃貸に回されます
リフォームする時に瓦屋根の場合は費用が多くかかりすぎることがおおく、瓦屋根の買取物件については安く買いたたかれることがあります
駐車場がない
最近では車を持たない世代が住宅を購入することも多くなってきていますが、やはりまだ駐車場は必須になっています
駐車場のない中古住宅は安く査定されることが多いです
リフォームされていない
建築されて一度もリフォームされていない住宅は安い査定価格になることがあります
建物は傷みは何もしていない住宅は傷みが激しいことが多いです
リフォームはしていないけれども、管理状態がしっかりしているとしっかりと高値で査定されます
中古住宅の買取再販とは
買取再販とは
不動産会社は買取後、ほとんどの場合はリフォームして販売します
つまり、安く買うことで差益が多くなるビジネスということです
買取価格は決して高い査定がでないのはそういった理由になります
不動産会社はリフォームしてお客様に中古戸建を売却することで、売主責任が発生します
ある一定期間不動産の瑕疵担保責任や不具合に対しての保証をします
そのために高く買い取ることで、赤字になる可能性があります
リフォームして高く売る
不動産を売却する場合、一番高く売る方法は不動産屋に売るのではなくユーザーに売ることです
つまり、リフォームまですると大変ですが、既存の物件をよりよく見せることで一番高く売ることができます
買取は最後の手段
市場価格の60%~70%が買取価格
皆様買取金額がどれぐらいか想像されたことがありますでしょうか?
正直かなり安い金額です
時間があればじっくりと買主を探すことで相場の価格で売却することもできます
しかし、即金で買取となると相場の半値ということもあります
早めに売却相談
買取となると時間が短縮することができますが、買取価格はかなり安い価格になります
もし売却の予定があるのであれば早めに売却相談をすることをおすすめします
時間があることで機会損失を無くすことで希望の価格帯に近い価格で売却することができます
まとめ
買取価格は相場の60%~70%ぐらいと考えていたほうがいいです
不動産会社も相場の80%とか90%で購入することはなかなかありません
普通に売却すれば5000万円で売却できるものを3000万円で売却する事になってしまいます