50年住宅ローンのフラット50は止めておいた方がいい?

フラット50(全期間固定型)という50年間の住宅ローンがとうとう発売されています

金融機関が発売するなかでは一番儲かる商品ですね

50年間金利が入るローンになりますが、組んだ方は大変です

50年ローンは止めておいた方がいいという記事になります

目次

フラット50とは

年齢制限

79才の完済のために50年間組める方も29歳の方になります。

  • 30歳 49年
  • 31歳 48年
  • 32歳 47年

と年齢が上がるにつれて、組める年数も短くなります

若い時にお金はないけれども、しっかりした住宅は確保したいという方にはぴったりとあります

メリット

長く住宅ローン組むことで、借り入れる額を増やすことができます

年収400万円未満 返済比率30%以下

年収400万円以上 返済比率35%以上という条件があります(物件価格90%)

(年収350万円の方が住宅ローンを組む場合、固定金利(1.11%)でフラット35を組む場合、フラット50を組む場合)

フラット35フラット50
最大で借入額約3,000万円約4,000万円

と年収350万円の方の場合に1,000万円多く借入をすることが可能になります

又、長く組むと月々の支払いが安くなります

(3000万円 固定金利の支払い例)

フラット35フラット50
3000万円の月づきの支払い例86,232円65,174円

と2万円支払いが安くなります

住宅費用を抑えることで余裕資金が溜まり、繰上げ返済することも可能になります

デメリット

  • 金利が高い
  • 返済金利が多くなる

ゆっくり返済すると生活に対する住宅費用は抑えられますが、金利負担は大きいです

数千万円もする借入は現在いくら金利が安くでも大きな負担です

3000万円借りた時の総返済額(固定金利1.11%)金利合計
10年3,170万円170万円
20年3,346万円346万円
30年3,528万円528万円
40年3,716万円716万円
50年3,910万円910万円

10年で約200万円の金利が付く計算になります

住宅ローンは早く返済したほうがいいですが、賃貸生活の家賃負担も考えて住宅購入をすると金利負担よりメリットがでてくてくる場合もあります

住宅ローンの平均返済が72歳?

現在、住宅ローンの完済年齢が平均72歳まで伸びています

定年になっても返済は続いているので、定年後もアルバイトをしなければいけない方が増えてきています

35年ローンを組む方が多いですが、収入の激減で計画通りにすすまないということが多いようです

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この記事を書いた人

マチ不動産株式会社代表。神戸市東灘区出身。中堅マンションディベロッパーで新築マンションの販売・収益不動産の取引、仲介不動産の所長を経験後、2007年8月に独立開業して現職に至る

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