建築や結婚、就職など様々なおめでたい事を始めようとする時に、日柄を気にする人は多いと思います。
特に、地鎮祭や上棟式などは建築吉日を選んで行う事が多いと言われています。
建築吉日とは、建築に関して吉とされる日の事ですが、逆に「凶」とされる日もあります。
そこで今回は、「凶」とされる三年塞がりについて詳しく解説していきたいと思います。
これから、家を建てようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね
三年塞がりとは?(3ねんふふさがり)
それでは早速、三年塞がりとはどのような意味なのかを解説していきたいと思います。
三年塞がりとは、別名「大将軍」とも呼ばれています。
大将軍は、陰陽道において方位の吉凶を司る「八将人」の1つです。
大将軍は、3年ごとに居を変えるという特徴があり、その方角は万事に凶とされており、特に土を動かす事に対して良くないとされています。
大将軍の方角が3年間変わらない事から、「三年塞がり」と呼ばれるようになったのです。
京都の地域では引越しをするときに確認される方が多いようです
八将神とは
太歳神(たいさいしん)
大将軍(だいしょうぐん)
太陰神(たいおんしん)
歳刑神(さいけいしん)
歳破神(さいはしん)
歳殺神(さいせつしん)
黄幡神(おうばんしん)
豹尾神(ひょうびしん)
三年塞がりのさわりを消すためには?
では次に、三年塞がりのさわりを消すための方法はないのかを解説していきたいと思います。
実は、三年塞がりには遊行日というのが定められていて、その期間は凶事がないと言われてます。
年ごとの方位は、十二支によって決められています。
- 亥、子、丑の年:西の方角
- 寅、卯、辰の年:北の方角
- 巳、午、未の年:東の方角
- 申、酉、戌の年:南の方角
2022年の寅年は『大将軍』が北に鎮座されています
『3年塞がり』を避けるには現自宅から北側への引越しは避けたほうがいいです
北側の引越しをどうしてもされたい場合は『大将軍』が留守にしている遊行日を狙うといいです
2023年は北に大将軍‼
2023年は北に大将軍が鎮座されます
そのため、現在の自宅から北向きへの引越しは避けたほうがいいとされています
ただ、北向きへの引越しをどうしてもしたい場合は遊行日を利用することで3年塞がりから回避することができます
2023年の遊行日(大将軍が北から離れる時)
では次に、2023年の具体的な遊行日をご紹介していきましょう。
遊行日は大将軍がその方位にはいなくなるので、その間に本来大将軍がいる北向きへの引越しや行動すると『3年ふさがり』をさけることができます
大将軍がいる3年間の間は大将軍が離れる遊行日を使うようにしましょう
- 1月30日(月)~2月3日(金)中央に移動
- 3月7日(火)~11日(土)東に移動
- 5月18日(木)~22日(月)南に移動
- 7月17日(月)~7月19日(水)南に移動
- 7月29日(土)~8月2日(水)中央に移動
- 8月10日(木)~8月14日(月)西に移動
- 10月9日(月)~10月13日(金)西に移動
まとめ
さて今回は、三年塞がりについてというテーマで、詳しく解説してみました。
三年塞がりは、特に土を動かす建築に関する際は、気にする所が多いと言われています。
三年塞がりは、3年間変わる事がなく、この期間中にその方角で建築などを行うと「凶」とされています。
しかし、今回ご紹介した遊行日の期間中は三年塞がりのさわりを消す事が出来ると言われているので、どうしても三年塞がりの時にその方角で何か新しい事を始める際は、遊行日にあてて行うと良いでしょう。
2023年の遊行日もご紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。