家の解体工事の流れや必要な手続きのポイントなど詳しく解説します!

家の解体工事の流れや必要な手続きのポイントなど詳しく解説します!

初めて家の解体を行う場合、どこから手を付けて良いのか分からないものですよね。

そのため、実際に家を解体する場合、どのような流れで作業が進んでいくのか分からない人も多いでしょう。

そこで今回は、家の解体工事の流れというテーマで、必要な手続きのポイントなども詳しく解説していきたいと思います。

目次

家の解体の流れ

それでは早速、家の解体の流れを解説していきましょう。

依頼する解体業者を選ぶ

まず最初は、家の解体を依頼する業者を選びます。

家の解体の工程を全て任せる業者なので、しっかりと信頼できる業者を選ぶ必要があります。

解体業者は、インターネットで解体業者を検索すればある程度出てきますし、タウンページなどでも探す事が出来ます。

この段階では、1つの解体業者に絞るのではなく、出来るだけ3~4社くらいの解体業者をピックアップしておくと良いでしょう。

現地調査

次に、何社か選んだ解体業者に解体予定の家がある場所の、現地調査に来てもらいます。

実際に、見積もりを出してもらうためには、現地の詳しい状況を把握する必要があります。

敷地の広さや建物の構造、解体する家付近の道路の幅など、解体工事が始まった際に必要になる情報も、この時点で解体業者が確認します。

現地調査は、基本的に依頼主も立会いで行われます。

見積もり依頼

そして、現地調査の結果をもとに、解体工事を行う作業員の人数なども含めて費用の見積もりが出されます。

複数の業者に見積もり依頼をした場合は、それぞれの合計金額だけを比較するのではなく、依頼主にも分かりやすい内容になっているか、工期や費用が明確に提示されているかなど、見積もり書の内容にもしっかり目を通しましょう。

見積もり書にない内容を、口頭での見積もりとして伝えられた場合は、追加での費用が発生する危険性があるのでその業者は避けるようにしましょう。

解体業者と契約し日程を調整

複数の解体業者の見積もり書を比較して、依頼したい業者が決まったら具体的に契約をします。

この時点で、解体までのある程度のスケジュールを決めておき、解体業者と相談して工事の日程を決めていきます。

近隣へのあいさつ回り

実際に、解体工事を行う日程が決まったら、近隣へのあいさつ回りをします。

家を解体する時には、振動や騒音など何かと近隣住民へ迷惑がかかります。

そのため、後々トラブルにならないように、事前に解体工事に関する内容を近隣の人達に説明しておきましょう。

ライフラインの停止手続き

次に、ライフラインの停止手続きを行います。

家を解体すると、水道やガス・電気などの契約を辞めなければならないので、解体工事が始まる前までに契約を解除しておきましょう。

場合によっては、すぐに対応してもらえないケースもあるので、ある程度スケジュールに余裕を持っておくと安心です。

建物の解体

そして、いよいよ家の解体工事が始まります。

最初に、養生や足場の設置が行われ、騒音対策として防音パネルも設置されます。

工事の具体的な流れとしては、瓦などを撤去して設備や内装材などを撤去します。

その後、重機を使って家を解体していきます。

廃材の分別などして解体完了

最後に、コンクリートガラなどの廃材をまとめて、リサイクル資源になる廃棄物は適切に処理します。

全ての廃材の分別が終わり、廃棄物の運搬をして整地をしたら、解体工事は完了です。

家の解体時に依頼主が行う申請

家の解体時に、依頼主が行う申請としては、「建物滅失登記」と「建設リサイクル法の申請」があります。

登記されている建物を完全に取り壊したりした際には、所有者は取り壊した日から1ヵ月以内に建物の滅失登記を行わなければなりません。

自分で申請するのが難しい場合は、土地家屋調査士などに代理を依頼する事も可能です。

建設リサイクル法申請は、依頼主本人が届け出る義務があるので、忘れずに申請するようにしましょう。

家の解体をする際の注意点

それでは最後に、家の解体をする際の注意点を解説していきたいと思います。

信頼できる解体業者に依頼する

まず1つ目は、信頼できる解体業者に依頼するという事です。

家の解体を請け負っている業者がたくさんありますが、中には必要な許認可を受けていない業者もいて、不法投棄などのトラブルに巻き込まれる可能性があるので、見積もりを依頼する際に、出来るだけ親切で費用なども明確に提示してくれる業者を選ぶようにしましょう。

申請手続きの期日に注意する

そして2つ目は、申請手続きの期日に注意するという事です。

解体工事に関するもので、依頼主が申請を行わなければならないものがいくつかありますが、それぞれ期日が決まっているので、それを過ぎてしまうと工事が中断してしまったり、スムーズに作業が進まない事があるので注意しましょう。

まとめ

さて今回は、家の解体工事の流れというテーマで、必要な手続きのポイントなども詳しく解説してみました。

家の解体が初めてという人にとっては、解体工事の全体的な流れが掴めたと思います。

家を解体する際には、工事に伴う様々な申請手続きもあるので、決められた期日までに忘れずに申請を行うようにしましょう。

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この記事を書いた人

マチ不動産株式会社代表。神戸市東灘区出身。中堅マンションディベロッパーで新築マンションの販売・収益不動産の取引、仲介不動産の所長を経験後、2007年8月に独立開業して現職に至る

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