なかなか、売却することがむずかしいのではないかと思えていた物件が意外と高く売れたA様の話になります
A様は大手不動産会社に依頼していたけれども、なかなか売却ができないとご相談に来られました
1年以上も販売しているけれども見学者も来ないというお悩みでした
人気のないエリアの売却活動の方法
不動産には人気エリアと同時に人気ではないエリアもあります
人気があるエリアであれば、どのような不動産会社でも売却することは容易です
ただ、人気のないエリアを売却する場合は少し骨を折らなければいけません
A様の物件は囲繞地といって、主要道路から私道を5m進んで対象の戸建になります
囲繞地の場合は風通りも悪く、日当たりが悪い
という条件が極端によくなく、学校区もあまり人気のないエリアになります
2重苦3重苦の物件の場合は使用目的を変更することが一番だと思っています
住宅としてはあまり人気のないエリアであったために
バイク置き場を運営しているB社に話を持ち込みました
土地の特性を生かした売却方法
周りが町工場なども点在している、準工場地域になります
また、治安が悪かったこともあり、バイク置き場としての需要はありました
B社様には現在の価格はお伝えせずに、いくらであれば事業できますか
という形でお話させていただいています
価格については現在売り出し価格より少し安くはなりましたが、
A様にお伝えしたところ二つ返事で了承をいただきすぐに契約を結びました
B社の事情
バイク置き場の事業はできるだけ多く営業施設を保有したいという考え方があります
地域の特性
需要関係
当社として地域のバイク置き場として競合がないかという中でB社に進めています
A様の事情
大手不動産会社に依頼して1年売れなかったら、今後も売れる見込みがないのではないかと考えて不安になります
固定資産税・都市計画税の負担
火災保険料の負担
など住んでもないのに費用はかかるという事情
などがあります
不動産のミスマッチに気づく
現在、住宅としている中古物件の場合は、住宅として売却することが一番高く売れます
ただ、売れなかったときにどうするのかと考える不動産会社がこれからは重要視されていくと考えています
また、今後問題になるのが入居者がいない賃貸マンション、賃貸アパートになります
少子高齢化、空き家問題が今後は大きくマンション経営に影響を及ぼします
まとめ
最近では事業用不動産に変えればなんでも成功すると思われている業者様も増えてきていますが、
地域の需要を見間違えると間違いなく、不良債権化します
そういったことに注意しながら仕事を進めていくので、毎日緊張と心配ばかりしています