住宅ローンの返済が滞った時などに行う任意売却。
初めて任意売却を行う時は、どこに相談したらいいのか分かりませんよね?
不動産会社なのか、それとも銀行なのか迷ってしまう人も多いでしょう。
そこで今回は、任意売却は銀行に相談するのか?というテーマで、交渉を成功させるための秘訣なども併せてご紹介して行きたいと思います。
これから、任意売却を検討している人はぜひ参考にしてみてくださいね。
任意売却は銀行に相談するの?
それではまず、任意売却は銀行に相談するのか?という部分から解説していきましょう。
任意売却は、専門的な知識が必要になるので、個人で手続きを進めるのは難しいと言われています。
そのため、任意売却を成功させるために、協力してもらえる相談先が非常に重要となってくるのです。
任意売却の相談先としては、主に「銀行」「不動産会社」「弁護士」などがあります。
住宅ローンの借り入れを銀行で行っている場合、真っ先に銀行に相談した方がいいと思う人も多いと思いますが、それぞれの相談先には特徴があるため、事前に覚えておくと便利です。
任意売却を銀行に相談する際の注意点
では次に、色々な相談先がある中で、相談先に銀行を選んだ時の注意点を解説していきたいと思います。
そもそも銀行は、融資を行った住宅ローンを、しっかり最後まで完済してくれる事を望んでいます。
そのため、住宅ローンの返済が出来なくなって、任意売却を検討している事を伝えると、まずはローンの借り換えや返済計画の見直しなど、住宅ローンを返済し続けられる方法を検討する流れになるケースが多いのです。
それでも、住宅ローンの返済が難しい場合は、任意売却の検討に進むことになりますが、銀行自体が任意売却に積極的ではなかったり、任意売却を認めていない場合もあります。
そのような場合は、任意売却の専門知識を持っている不動産会社に依頼して、銀行と交渉する必要が出てくるのです。
このように、住宅ローンの融資を行っている銀行に、任意売却の相談をしてもすぐに対応してもらえないケースもあるので注意が必要なのです。
銀行との交渉を成功させるためのポイント
それでは次に、任意売却に関して銀行との交渉を成功させるためのポイントをご紹介していきたいと思います。
任意売却の実績が豊富な不動産会社を選ぶ
まず1つ目のポイントは、任意売却の実績が豊富な不動産会社を選ぶという事です。
任意売却の交渉を成功させるためには、債務者の状況を把握した上で、銀行(債権者)との交渉をスムーズに進める事が非常に重要です。
特に、任意売却に協力的ではない銀行と交渉を行う際は、効率的に交渉を進め承諾を得なければなりません。
任意売却の目的は、売却代金を住宅ローンの返済に充てる事なので、銀行が定めている期間内に売却を完了しなければならないというノルマがあります。
そのため、任意売却の実績が豊富な不動産会社を選ぶ事で、銀行との交渉をスムーズに進める事が可能となるのです。
残債務処理の知識がある不動産会社を選ぶ
2つ目のポイントは、残債務処理の知識がある不動産会社を選ぶという事です。
任意売却を行う際は、銀行からの承諾が必要になりますが、これは抵当権を抹消する事についての承諾になります。
もしも、任意売却を行っても債務が残っている場合は、返済を続ける必要があるのですが、任意売却を検討している人には住宅ローンの返済が困難な人ばかりですので、その後の返済計画の交渉も必要になってきます。
この返済後の交渉も、銀行とのやり取りが鍵となってくるため、残債務処理の知識がある不動産会社を選ぶ事で、交渉をスムーズに進める事が可能になるのです。
まとめ
さて今回は、任意売却は銀行に相談するのか?交渉を成功させるための秘訣というテーマで、詳しく解説してみました。
任意売却をスムーズに進めるためには、銀行と交渉を行い承諾を得る必要があります。
しかし、専門的な知識がない個人で交渉を進めるのは困難なため、パートナーとなる専門知識のある不動産会社を選ぶ事が非常に重要なのです。
今回は、任意売却の際に銀行との交渉を成功させるポイントもご紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。