家の中心の出し方|風水・家相で失敗しない求め方を形別に解説

家相風水における家の中心の出し方を解説。間取り図を使った中心点の求め方から、複雑な形の住宅の中心計算方法まで、図解と計算例でわかりやすく紹介

家の中心は、長方形の家なら対角線の交点、L字や凸凹のある家なら「張り・欠け」を判定して補正した長方形の対角線、複雑な形なら重心で求めます。

家の形中心の求め方難易度
長方形・正方形外周の対角線を2本引いた交点やさしい
L字・凸凹がある張り・欠けを判定し、長方形に整えてから対角線ふつう
複雑な形・判断が難しい間取り図を厚紙で切り抜く、または面積から重心を計算ややむずかしい

家の中心は、風水や家相で「どの部屋がどの方位にあるか」を決める基準点です。中心がずれると、方位の判断がすべてずれてしまうため、最初に丁寧に求めることが大切です。

目次

準備:間取り図と「含める部分・含めない部分」を決める

中心を出す前に、縮尺のある間取り図を用意し、どこまでを「家」として扱うかを決めます。ここを間違えると中心が大きくずれます。

用意するもの

  • 縮尺のある間取り図(建築図面、販売時の図面など)
  • 定規・鉛筆、または画像に線を引けるアプリ
  • 分度器またはコンパス(方位線を引くとき)

含める部分・含めない部分の一般的な目安

部分中心の計算に含めるか補足
居室・キッチン・浴室・トイレ含める壁と屋根のある室内はすべて対象
玄関(室内側)含める土間も室内なら含める
屋内の車庫・ビルトインガレージ含める建物と一体の構造なら含めるのが一般的
バルコニー・ベランダ含めない屋外扱いが一般的
ウッドデッキ・テラス含めない屋根がない屋外部分
玄関ポーチ含めないことが多い流派により扱いが分かれる
独立したカーポート・物置含めない建物と構造が分かれているため

流派によって細かな扱いが異なる部分もあります。迷う場合は「壁と屋根で囲まれた室内かどうか」を基準にすると判断しやすくなります。

長方形・正方形の家:対角線を2本引くだけ

外形が長方形や正方形の家は、外壁の四隅を結ぶ対角線の交点が家の中心です。もっとも簡単で、誤差も出にくい方法です。

  1. 間取り図の外壁ラインをなぞり、家の外形をはっきりさせる
  2. 左上と右下の角を結ぶ線を引く
  3. 右上と左下の角を結ぶ線を引く
  4. 2本の線が交わった点が家の中心

外壁の厚みは、壁の中心線(図面上の太線の真ん中)で測るのが一般的です。小さな出窓など、ごくわずかな出っ張りは無視してかまいません。

L字・凸凹のある家:「張り」か「欠け」かを判定してから求める

L字や凸凹のある家は、出っ張りや引っ込みが「張り」か「欠け」かを判定し、家を長方形に整えてから対角線を引きます。家相で広く使われている目安は「1/3ルール」です。

張り・欠けの判定の目安

判定目安中心の出し方
張り出っ張りの幅が、その辺の長さの1/3以下張り部分を除いた長方形の対角線で求める
欠け引っ込みの幅が、その辺の長さの2/3以下欠け部分を補った長方形の対角線で求める

手順

  1. 外形をなぞり、出っ張り・引っ込みのある辺を確認する
  2. その辺の全長と、出っ張り(引っ込み)の幅を測る
  3. 上の目安で張りか欠けかを判定する
  4. 張りなら張り部分を除いた長方形、欠けなら欠け部分を埋めた長方形を描く
  5. その長方形の対角線の交点を家の中心とする

例:南側の辺が9m、そのうち東寄りに幅2.5mの出っ張りがある場合、2.5÷9≒0.28で1/3以下なので「張り」です。出っ張り部分を除いた長方形で対角線を引きます。

なお、欠けが大きい家については「欠けを補わず、実際の形の重心で中心を出す」流派もあります。どちらの考え方を使うか決めたら、同じ方法で一貫して見るようにしましょう。

複雑な形の家:重心法で求める

張り・欠けの判定が難しい複雑な形の家は、家の「重心」を中心とします。家相の世界で昔から使われている厚紙の方法と、計算で求める方法の2つがあります。

方法1:厚紙で切り抜く(アナログで確実)

  1. 間取り図をコピーし、厚紙に貼る
  2. 外壁ラインに沿って、家の形どおりに切り抜く(バルコニーなど含めない部分は切り落とす)
  3. 鉛筆の先や画びょうの頭に乗せ、水平にバランスがとれる点を探す
  4. バランスがとれた点に印をつける。そこが家の中心

方法2:面積から計算する(正確に出したい人向け)

家をいくつかの長方形に分け、それぞれの中心の座標を面積で重み付けして平均します。

X = (A_1 x_1 + A_2 x_2 + \cdots) / (A_1 + A_2 + \cdots)

Y座標も同じように計算します(A=各長方形の面積、x・y=各長方形の中心の座標)。

例:L字の家を、長方形A(横10m×縦6m、中心は(5, 3)、面積60㎡)と長方形B(横4m×縦4m、中心は(8, 8)、面積16㎡)に分けた場合、X=(60×5+16×8)÷76≒5.63m、Y=(60×3+16×8)÷76≒4.05m。左下の角から右へ約5.6m、上へ約4.1mの点が家の中心です。

2階建て・マンションの場合

2階建て・3階建ての戸建て

一般的には1階の間取りで家の中心を求め、その中心を2階にもそのまま当てはめます。家の土台である1階が、家全体の気の基準になると考えるためです。

ただし、2階が1階より大きく張り出している場合や、1階と2階の形が大きく違う場合は、各階ごとに中心を出す流派もあります。2階の寝室や子ども部屋を詳しく見たいときは、2階の中心でも確認してみると参考になります。

マンション・アパート

マンションでは、建物全体ではなく自分の住戸(専有部分)の間取りで中心を求めます。バルコニーは共用部分のため含めません。

住戸は長方形に近い形が多いため、対角線の交点で求められるケースがほとんどです。玄関まわりの廊下が細長く出ている間取りなどは、L字の家と同じように張り・欠けを判定しましょう。

中心がわかったら:方位線を引いて八方位に分ける

家の中心が決まったら、そこを起点に方位線を引き、家を8つの方位に分けます。分け方は風水と家相で異なるので、使う考え方に合わせましょう。

  1. 間取り図上で北の方向を確認する(風水では磁北、家相では真北を使うことが多い)
  2. 家の中心から北に向かって基準線を引く
  3. 分度器で角度を測り、下の表のとおりに線を引く
  4. 各エリアにどの部屋が入っているかを確認する
考え方東西南北の幅北東・南東・南西・北西の幅
風水(八宅風水など)各45度各45度
日本の家相各30度各60度

日本では、磁北が真北より西に7度前後ずれています(地域により異なります)。北の基準をどちらにするかで方位線が数度変わるため、境界付近にある部屋は特に注意して確認しましょう。家の向きや座山もあわせて知りたい方は、座山の調べ方の記事も参考にしてください。

よくある間違いとFAQ

よくある間違い

  • 敷地(土地)の中心で出してしまう:見るのは土地ではなく建物の中心です。
  • バルコニーやウッドデッキまで含める:屋外部分を含めると、中心が外側にずれてしまいます。
  • 大きな凸凹を無視して対角線を引く:L字の家で外周の四隅を結ぶと、中心が実際とは違う位置になります。
  • 縮尺のない手書き図で測る:比率が崩れると中心も方位もずれます。必ず縮尺のある図面を使いましょう。

Q. 家の中心がトイレや階段にあるのはよくないですか?

A. 家相では、家の中心にトイレ・浴室・階段・吹き抜けがあると注意が必要とされることがあります。ただし、清潔に保つ、明るくするなどの工夫でやわらげられるという考え方も一般的です。

Q. スマホアプリで家の中心は出せますか?

A. 間取り図の画像を読み込んで中心や方位線を表示できるアプリもあります。便利ですが、含める範囲や張り・欠けの判定は自分で確認したうえで使いましょう。

Q. 増築した部分は含めますか?

A. 母屋とつながっていて室内として使っている部分は含めるのが一般的です。渡り廊下でつながる離れなど、構造が分かれている場合は別棟として扱う考え方もあります。

まとめ:形に合った方法で、家の中心を正確に出そう

家の中心は、風水・家相で方位を見るためのすべての基準です。家の形に合った方法を選べば、誰でも自宅の中心を求められます。

  1. 縮尺のある間取り図を用意し、含める部分・含めない部分を決める
  2. 長方形なら対角線の交点で求める
  3. L字・凸凹があれば、張り・欠けを判定して長方形に整えてから求める
  4. 複雑な形なら、厚紙や面積計算で重心を求める
  5. 中心から方位線を引き、各部屋の方位を確認する

※風水・家相は伝統的な考え方の一つです。流派によって細かな判断が異なるため、本格的に鑑定したい場合は専門家に相談するのもおすすめです。

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